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カテゴリ
研究大会
開催名
日本ミュージアム・マネージメント学会 第10回大会
テーマ
ミュージアム・マネージメントの再構築―継承と改革―
プログラム
会 期   平成17年5月21日(土)・22日(日)

会期日程

【第1日目 5月21日(土)】
12:30~総会
13:20~大会趣旨説明
13:40~特別講演
 『ミュージアム・マネジメントは文化を想像・創造する』
     
松井 守男(フランス・コルシカ島在住の日本人洋画家)
  レジオン・ドヌール勲章受賞。国際的な芸術活動で、最も顕著な実績を残されている
  松井画伯は、我が国の芸術、文化の価値を世界に、そして未来に継承することを目指し、
  青少年の教育コミュニケーション活動に関心を持ち、実際に取り組んでいます。
14:50~学会賞授賞式 *学会賞受賞者による研究発表
16:00~分科会
基礎部門研究会 「ミュージアム・コミュニケーション-基本と課題-」(仮)

  日本ミュージアム・マネージメント学会では,学会の研究テーマとして平成15年度から
  「ミュージアム・コミュニケーション」を設定して,特別事業「ミュージアム・マネージメント・
  フォーラム」においても検討を進めてきました。
   今年の大会ではこれまでの成果を踏まえて,このミュージアム・コミュニケーションの現状
  と課題を整理し,総括的に論ずることとしました。博物館の教育や広報等の外部への情報
  発信の方針としての「コミュニケーション・ポリシー」の現状とその具体的な展開についての
  報告・提言を5名の方から発表していただき,議論を深めます。

 <提言>
  1.「(仮)ポストモダン社会におけるミュージアム・コミュニケーション
                    ~フーパーグリーンヒルの理論を手がかりに~」
    竹内有理(国立歴史民俗博物館)

  2.「科学コミュニケーションの展開-一博物館体験の長期的インパクトを探る」
    湯浅万紀子(東京大学大学院)/尾坂知江子(名古屋市科学館)

  3.「我が国の博物館におけるコミュニケーションポリ シーの実態(報告)
                   -設置の目的や運営方針からポリシーを探る-」 
    三上戸美

  司会と提言:小川義和(国立科学博物館・JMMA制度問題研究部会幹事)

応用部門研究会「ミュージアムのまちづくりと人材養成 -地域学芸員の提唱-」 

  地域には、人々を感動させ、知を成長させる可能性を秘めた資源が無数にある。それらを博物館

  的に編集し、付加価値の高い商品やサービス供給し続けることが、グリンツーリズムなど都市と

  農村との交流事業、地球大交流時代の観光立国、環境プログラムなどで求められている。
  エコミュージアム、まちづくり博物館、グリンツーリズムなどの成功事例に共通するのは、いずれ

  の事例でもそれらを企画、運営できる人づくりに資源が投入されていることであり、専門人材機関

  とのコラボレーションのもとにカリキュラム編成が行われ、ブラッシュアップが展開されていること   である。
  博物館学芸員から地域学芸員へという新たな発展を視野にいれながら、会員から内外の事例を

  持ちよってもらい、これらの課題解決に取り組む人材にはどのような資質が求められるか、そのよ

  うな人材を養成するためにはどのようなカリキュラムが求められるかを協議し、最終的には、

  JMMAから地域 を元気にする人づくりシステムのあり方について、提案したい。

  <問題提起>
  1.「エコミュージアムにみる地域学芸員の役割」
                   ―奄美癒しエコミュージアムの実践をとおして―  
    丹青研究所   崎山 幸子

  2.「総合的学習の時間を活用した学びと地域とのコミュニケーション」
    笠間南小学校教諭 田口 俊哉
    常磐大学 鹿野 淳史、鴨下 剛徳
    コーディネイター: 桝井 喜孝(JMMA理事)

実践部門研究会「新たな事業スキームとミュージアム・コミュニケーション」

  ミュージアムにおける新たな事業スキームとして、PFI、指定管理者制度が導入され始めていま

  す。
  国内ではまだ実績は少ないものの、今後こうした制度の導入により、民間のノウハウを活かした
  ミュージアムの運営が進められて行くケースが増えていくことは確実です。
  こうした状況にあって、ミュージアムにおける来館者、あるいは地域住民とのコミュニケーションは
  どのように変わっていくのであろうか、あるいは変わってきたのかという点に焦点を当て、報告し

  ていくことを想定しています。
  PFIについては、開業1周年を迎える江ノ島水族館から、そして指定管理者制度については、指

  定管理者制度に関する研究会の開催、本の出版等の実績を持つ三菱総合研究所より発表し、

  議論を深めます。

  <提言>
  1.新江ノ島水族館におけるPFI導入とコミュニケーション
    堀 由紀子(江ノ島マリンコーポレーション)

  2.指定管理者制度と導入の現状と課題について
    西松照生(三菱総合研究所)

18:30~懇親会


第2日目 5月22日(日)
9:30~会員研究発表
 (1)ミュージアムにおけるアクセシビリティの検討  
  ―短大文化祭における企画展開催における課題―
    武内一良(実践女子短期大学英語コミュニケーション学科) 
    西脇智子(実践女子短期大学生活福祉学科)
 
 (2)博物館でタイガース
   ―新規ミュージアム顧客層開拓への挑戦―   
    高市純行 (毎日新聞社大阪本社総合事業部)
     
 (3)地域とプラネタリウムのコミュニケーション 
  ―二十祭まちだの事例から―      
    明井英太郎(五藤光学研究所
    福永則子・上田恵(東急まちだスターホール) 

 (4)神奈川県西部地域ミュージアムズ連絡会のミュージアム・ネットワーク活動
  ~100走を迎える“ミュージアム・リレー”~     
    奥野花代子(神奈川県立生命の星・地球博物館)
 
 (5)マーケティング発想によるミュージアムの潜在的利用者開拓の可能性
    森美樹・鈴木和博(乃村工藝社)
     
 (6)展覧会の共感的領域拡大に向けた方法論の展望        
    村瀬博春(石川県立美術館)
     
 (7)デジタル画像による文化財の復元技術        
    大隈剛由(文化財復元センター)
     
 (8)『歴史展示と観客のコミュニケーション』
  ―国立歴史民俗博物館における展示リテラシー育成プログラムから―  
    松岡葉月(総合研究大学院大学文化政策学部)
     
 (9)市民と博物館のコミュニケーションモデルの構築と発展            
    菅井薫(お茶の水女子大学大学院)
     
 (10)ミュージアム・ボランティアの現況について
  ―全国ミュージアム・ボランティア実態調査より― 
    木下達文(京都橘大学文化政策学部)
11:15~ミュージアム・シアター
 「博物館は夢を見るのか」
   ミュージアムシアターという言葉は聞き慣れないかも知れませんが、ここ数年アメリカを
  中心に博物館関係者の間で関心が高まっています。
   ミュージアムシアターとは博物館のテーマなどを題材とした演劇を行うというものです。
  今回は、東京で活躍されていらっしゃるプロの劇団員の皆さんにお願いして、とある博物館を
  舞台とした劇を演じて頂くことになりました。
11:45~研究会・支部会報告
12:00~閉会式
13:00~アフタヌーンミュージアム
Aコース
「大正文化のミュージアムの記憶をたどる駅までハイキングミュージアム化を先取りした
 大正の学校・文学・公園から次代のミュージアムのヒントを見つけよう!」

  大正時代は、児童文化のそして教育の黄金期です。その基盤を担ったのは、池袋から目白に
 かけての小さなエリアです。
  ここには、学習院、豊島師範(現・東京学芸大)、立教、成蹊、自由学園など自由で特色のある
 学びの場が次々に設立されました。それと同時に、このエリアには、一流の作家・画家・詩人が
 集い、現代にのこる名作が次々に生みだされました。この小さなエリアは、知恵や文化が集積し、
 そこから次の世代に継承する未来の学びを創造するミュージアムタウンでした。
  今回のアフタヌーン・ミュージアムは、立教大学からスタートし、新しい学びの実践に挑戦した
 「自由学園」と「婦人の友」の記憶をとどめる「自由学園明日館」、児童雑誌「赤い鳥」、絵雑誌
 「子供之友」の記憶をたどりながら、学習院をゴールにして、当時の学びやアートの息吹にふれ、
 このエリアに記憶された大正文化の足跡を探ります。 
  日本の教育や芸術が失ったもの、未来に継承しなければならないものは何かを考え、参加者
 全員で、現代のミュージアムタウンのモデルを探し求めてみようと思います。

Bコース

「上野・浅草あじわいウオーク ―東上野の史跡と2つの博物館を訪ねて―」
 *詳細は後ほどアップします。

講師紹介
松井 守男(フランス・コルシカ島在住の日本人洋画家)

1942愛知県豊橋市に生まれる 
1967年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業
同校卒業と同時にフランス政府留学生として渡仏、国立パリ美術学校留学
1970-71年パリ、サロン・ドゥ・メに招待される
パリ、ユネスコ本部に招待される、モナコ国際現代美術展入賞
1972年エール・フランス、ボーイング747ファーストクラスの機内デザインを
フランス運輸省の依頼により制作(75年も同)
1973-74年セプタントリオン絵画展入賞
パリ、サロン・ドゥ・レアリティ・ヌベルに招待される
バートランドラッセル財団に招待される
1978年パリ、ギャラリー・ベルネイム・ジュンヌにて展覧会開催(82年も同)
1979年パリ国立図書館にて世界の巨匠版画展にピカソ、アンディ・ウォーホル、スラージュ、ザウキーらと共に招待される
1981年パリ、ポンピドーセンターにてフランス政府運輸省コレクションにバザルリ、ポリアコフ、ジョルジュ・マチゥー、ピニィヨンらと共に 招待される
1986年愛知県豊橋市美術館にて展覧会開催
東京、草月ギャラリーにて展覧会開催(88,90年も同)
1992年日本の中学校教科書(書写)の表紙に採用される
1996年ジャズピアニスト、山下洋輔のCDアルバム『Canvas in Quiet』のジャケット制作
1997年コルシカ、アジャクシオのフェシュ美術館にて展覧会開催
1998年コルシカに居を構え制作活動の拠点を移す
1999年モンテカルロ、カジノのアトリウム、オペラ座にて展覧会開催
2000年フランス政府よりシュバリエ芸術文化勲章受賞
モンテカルロオープンテニストーナメント公式ポスター制作
2001年モナコ大聖堂、サント・レパラート聖堂(ニース)、サンシェルピス教会(パリ)、キリスト・聖マリア三部作巡回展
フランスD.C.L.出版より英仏版美術書『MORIO MATSUI』出版
サンポール・ドゥ・ヴァンス美術館にて展覧会開催、
2002年エールフランス機内誌『Bon Voyage』の表紙を1年間(4回)制作
シティクラブ・オブ東京にて特別展覧会(04年も同)、 
東京、青山文化村ギャラリーにて個展
ニース市立美術館ギャラリー・ドゥ・ラ・マリンにて展覧会開催
2003年センチュリークラブ・オブ大阪にて個展(04年も同)
モナコ、テニスカントリークラブ75周年記念ポスター制作
モナコ、オペラ座、テニスVIP村、モナコ大聖堂の3ヶ所にて個展
フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章に任命される
パリ、ユネスコ本部にて日本人洋画家として初の個展
第30回国際福祉機器展ポスター制作
2004年テレビ朝日『徹子の部屋』出演、 目黒雅叙園美術館にて展覧会開催
N.H.K.『遠くにありて にっぽん人 コルシカの光にほれて』出演
10月 レジオン・ドヌール勲章を授与される
12月 京都・上賀茂神社にて個展
2005年愛知万国博覧会、フランス・ドイツ共同館にてオ-プニングを飾る個展(公式招待展)
5月  東京・日本橋高島屋にて個展開催中(5/7~23)


開催日時
2005/05/21
受付状況
受付終了
定員
なし
開催場所
日本科学未来館(〒135-0064 東京都江東区青海2-41)
申込期限

申込みフォーム
お問い合わせ
kanri@jmma-net.org